ご挨拶 本財団は、企業スポーツの振興と育成を通じてスポーツ産業の発展と振興に寄与するとともにわが国の経済発展と国民生活の向上をめざして、平成8年4月1日に設立されました。 大崎電気工業株式会社の前社長・故渡邊和美氏は、昭和63年に逝去されるまで企業がスポーツ活動を行うことの意義や活動の方法論を研究するなど、企業スポーツ全般の育成と振興に心血を注いでこられました。30年という長きにわたり、日本ハンドボール界で実業団、学生、クラブチームの育成、指導にあたり、その発展の基盤確立に貢献する一方、国際ハンドボール連盟のアジア地域担当として、国際試合の開催などを通じて、アジアにおけるハンドボールの育成強化に尽力されました。本財団は、その遺志を受け継ぎ、さらなる発展を目指すための組織です。 現在、日本のスポーツ界は実業団スポーツ(企業スポーツ)と学校スポーツが中心となって支えられているといえますが、本財団はその企業スポーツを事業の対象としています。したがって、本財団で行う助成、研究、調査交流などの事業が、企業スポーツのより一層の発展につながれば、日本のスポーツ界の頂点の高まり、底辺の広がりにも貢献できるものと確信しています。 本財団では、その事業により得られた企業スポーツに関するノウハウやデータなどを、企業スポーツの関係者に広く提供したいと考えていますので、お気軽にご利用いただければ幸いです。 本財団の目的が達成されるよう皆様方のご理解とご協力とご支援を賜りたく心からお願い申し上げます。 公益財団法人 大崎企業スポーツ事業研究助成財団 理事長 古賀信行